説得術の会得について

今回はスピーチのプレゼンどうすべきか。

説得術について書きます。

 

ジャッジを説得するがアカデの最終目標であり、すべてのスピーチはこの目標に至るためのものでないといけません。

自分の喋りたい話、相手の話を無視して自分のマテを読むだけのスピーチはやめましょう。

ジャッジを説得するためのスピーチとはなにか。アカデを通じて説得術がどう会得できるのか考察してみます。

 

まずアカデであるあるのだめなスピーチを見てみます。このだめなケースは面接であろうが、大学で教授に対して、社会にでて交渉の場だろうが相手に何かを語って、説得するシーンでは同じだめなケースでしょう。

1.自分のマテをみてずっと話している。

下を向いている、聞き手であるジャッジをみて話せない。

→英語を話すときその場で英語を作ってジャッジの反応を見ないでスピーチしてしまうのは独りよがりのスピーチです。聞き手に対して自分の話をしたことによりジャッジの頭に何かを抱かせたい、たてたい議論を納得させたいのなら聞き手がどのくらい理解しているのか、ついていけているのか反応を見ながらスピーチをしましょう。

 

理想のディベートは「ジャッジと一緒に進めるディベート」です。

スピーチ中はマテにメモを書いてそれを読みながらじゃないと話せない人もいますがそういった人はディベートでは弱いでしょうし、社会にでても交渉などうまくできないでしょう。

話したいことを話すなら相手に自分の伝えたいことがほぼ齟齬なく伝わるように工夫するプレゼンが大切です。

 

次に二つ目のだめケース

2 スピーチがたどたどしい、よどみなく英語をしゃべれていない。

えーとかうーんとかそういう無駄なものが多すぎるスピーチ

→ハッキリ言ってスピ練不足です。本気で勝つ気で試合に出てる人でこれならまじで改善した方がいい。どもってる人とかまともな話を構成して伝えられてない人、中身以前に聞き手からすると聞きにくいスピーチはやめましょう。

 

3つめのだめケース

3.自分のしたいことだけを話す人。

→これは弱いディベーターだけでなく、俗に呼ばれるよく試合に出てる上手いとされている人でもよくあります。

ある論点では自分のサイドの方が優れていると言っているが、違う論点では相手も同様にここは自分たちの話が正しいと言っているケースを何度も試合で見てきました。自分のケースを立てるとき、自分の有利なところでの優位性を出せているが、相手に反論された部分、相手のDAと踏まえてどうなのか、

反論されている部分すべてにちゃんと返せてるのか?

相手がいっこまえでゆってきたカードチェック、n/inh, n/impなどのアタックにそれぞれ返していますか?

返すことを一切せず自分の用意した話だけ、つまり自分が事前に準備してきた原稿をただ読んでいるスピーチは聞いていて説得にはなりません。

相手の話をカンファメして、どこが優位なのか、どこは否定しておくべきなのか、どこはコンセにしてよいのかなど、一つ一つの論点を整理しながらスピーチをすべきです。

 

まとめ

ジャッジを意識したディベート、聞いている相手の視点に立って、その人がどう頭で思い浮かべるのか、両者のラスリバを踏まえさせてジャッジにどのような結論に落とし込ませたいのかなどすべて逆算して考えてスピーチしましょう。

こういうことを理解せずになんとなくしている人はおそらく勝てません。自分が今まで出てきた試合でとにかく勝ってきましたが、こういう逆算をプレパ段階から徹底的にしてきたからです。自分に負けてきた人はなんせ、試合やっている感がない、自分の話だけしかしない、っていうタイプのディベーターばかりです。

 

強いディベーターになりたいならただテクニックを磨くだけてなく、こういうディベートをするにおいて一般的にいつでも使える知識、信念を持っておきましょう。またその信念を実際にアウトプットして実行したという経験を積みましょう。こういうことをしない人は一生勝てません。

勝つためには必ず立てるべき戦略があります。しっかり戦略を学んでから試合に臨むようにしましょう。